
| 2007年5月 |
現在、社会は大きな変化の波の中にあります。高齢人口の増加はより勢いを増し、新しい時間の過ごし方や消費のスタイルが生まれています。また、さまざまな商品を体験し、豊富な情報に接しているお客様は消費者として成熟を極め、いまや本当にほしいものしか買われません。
こうした変化がスピーディーに進行する中、新たに生まれるお客様のニーズにお応えしていくのが、「新・総合生活産業」セブン&アイHLDGS.の役目です。グループ各社がこれまでに培ったノウハウと、未来を見据えたブレイクスルー発想で、まだ顕在化していないニーズに迫ります。売場や品揃えの改革はもちろん、時には新たな業態を誕生させ、毎日の暮らしを豊かに楽しくする店・商品・サービスに取り組んでいます。
時代に先駆けて、新たな価値の創出に取り組むセブン&アイHLDGS.。その最新の取り組みをご紹介します。


新プライスカード(右)は、従来のもの(左)と比べ、文字も倍以上になり、見やすくなります。
セブン-イレブンでは、以前から、店内を歩きやすいようにゴンドラのレイアウトを工夫したり、車椅子が通れる通路幅を確保するなど、すべてのお客様に「見やすく、買いやすい」売場づくりを進めてきました。「それが結果的に、ユニバーサルデザインの考え方に沿った店づくりになっています」と、建設開発部の責任者は取り組みをふり返ります。
なかでも、多くのお客様に喜ばれているのがトイレ環境の整備。98年には、高齢者や身障者への配慮から、他チェーンに先駆けてトイレの洋便器化を進め、05年の新店からはウォシュレットを導入。手すりや自動水栓もつけています。
「高齢化社会が進む中でこうした配慮は当然必要ですし、女性やお子様連れの方にも、外出先でお手洗いに困ったらセブン-イレブンへ行こうと思っていただける快適さを目指しています。設備を選定する際には清掃のしやすさも検討し、快適な状態を保つことにも配慮しています」と、建設部の担当者は語ります。
今年3月にオープンした神戸ポートアイランド北店では、車椅子やベビーカーでも利用でき、幼児用便器やベビーベッドも備えた『だれでもトイレ』を設置しました。トイレの場所も目に入りやすいカラーと大きなピクトサインを使って表示し、積極的にアピールしています。
また、高齢のお客様の買物時の負担を軽減することを目的に、安全性に配慮した独自設計のショッピングカートの導入も始まりました。杖をつきながら買物カゴを持って商品を選ぶのは容易ではありません。このカートは、体重がかかっても安定しているので安心してお使いいただけます。買物カゴも角を丸めるとともに小型化・軽量化を図り、大きめの弁当が入る中型タイプと、少量買いに便利な小型タイプの2種類に変更します。
チルドケースはすでに棚段の奥行きに差をつけて、下段の商品まで見やすくなりましたが、さらに、今秋からは全店でプライスカードを従来のほぼ倍の大きさに変更し、文字もより見やすくなります。
セブン-イレブンのユニバーサルデザインは、「お客様の立場」を追求しながら進化を続けています。