
石岡店にほど近い小美玉市小川地区の生産者が手塩にかけた朝採り野菜コーナー。
小商圏で繰り返しご来店されるお客様に、いつでも魅力的な品揃えでお応えするため、ヨークベニマルでは地域の情報を1店舗1店舗に反映させる取り組みを続けてきました。
昨年11月に茨城県にオープンしたヨークベニマル石岡店では、野菜売場内に本格的な「地場野菜コーナー」を置くという、県下店舗初の試みに挑戦。地元農家の方たちが自ら野菜を搬入し、値付けも行っています。このコーナーは、商圏内の居住者や地元スタッフを対象とした開店前のマーケット調査から導き出されたもの。店の周辺は農業地帯で、野菜を直売所で買う習慣をもつ人が多いという調査結果を反映させました。
「地元の野菜ということでお客様に親近感をもっていただけますし、不揃いな品もありますが、品質の均一な一般品と合わせて商品構成に立体感も生まれました」と石岡店店長はその効果を語ります。
他にも、鮮魚売場では、地元で認知度の高い銚子市場から直送した鮮魚を販売し、好評です。精肉では、茨城県の豚肉消費量が多く、家庭で頻繁にトンカツをつくるという情報を受け、肉はもちろんパン粉をつけた半製品や粉類、ソースなどを揃えたトンカツコーナーを設けました。朝はパン食が多いという地域の傾向に合わせて、インストアベーカリーとメーカー品の棚の間にコーヒーや紅茶、ジャムなどの売場をはさみ、朝食シーンを想起させるゾーニングも実施しています。また評判をたどって地元の美味しいケーキ店を探し出し、テナントに導入するなど、地域を意識した工夫を各所に盛り込んでいます。
石岡店は1キロ圏内に住宅が少なく、より広域からお客様に足を運んでいただくために変化のある売場づくりが欠かせません。そのために週の前・後半でテーマを変える食の提案プロモーションや、四季折々の行事に合わせたコーナーづくりをしていますが、そこでも地元スタッフの声を積極的に活かしています。
「地元の生活者の声に、素直に耳を傾ける」という姿勢が、石岡店の好調な販売を力強く支えています。
壁紙や照明にもこだわり、落ち着いた雰囲気の店内。奥が個室スペース。
昨年12月、千葉県松戸市にオープンした二十世紀ヶ丘店は、デニーズ初の個室を備えた店舗。2名様用・4名様用がそれぞれ2室、その他10名まで利用可能なパーティスペースがあり、人気です。
同店は幹線道路に面した立地ながら、お客様の大半は近隣に住む方々。以前からご家族での利用が多く、気兼ねなく使える個室や予約への要望が他店に比べて多くありました。その声をうけ、建て替えを機に個室対応型の店舗を開発。事前配布のチラシを見て、開店前から予約が入り、現在は一日平均4〜5件の予約が入ります。
これまでの開放感や明るさを前面に打ち出したデニーズとは印象をがらりと変え、内装もグレードアップ。ご予約のときにはテーブルクロスを敷き、ナイフやフォークのセッティング、ナプキンの折り方などにもこだわり、ちょっと特別感のあるおもてなしに配慮しています。
「完全個室になっているので、まわりを気にせずゆっくり楽しんでいただけます。特にレストランなどで気兼ねされることも多いお子様連れのお客様には、大変よろこばれています」と言うのは、二十世紀ヶ丘店店長です。
個室のご予約は、ご家族やお友だち同士の会食、記念日のパーティなどのほか、学校の役員会などの地域の集まりにも頻繁に利用されています。席の確保が確実で、部屋の雰囲気もいいと評判も上々です。また、女性のお客様に人気の高い、軽食とデザート、ドリンクをセットにした予約ならではのメニューも用意しアピールすることで、さまざまなシーンでの楽しみ方を提案し、来店動機にもつなげています。
個室ご予約のお客様は目的がはっきりしているため、会合の内容によっては、クロスをひいたりキャンドルを灯すなどのテーブルセッティングをしてお迎えしています。また、個室ならではのサービ
スとしてワゴンで料理を運ぶなど、楽しさも演出しています。
今後はパーティや会食のニーズにいっそう適したメニュー開発にも取り組んでいく予定です。それぞれの店舗に求められているお客様のニーズをきめ細かく拾い上げ、デニーズならではの価値を提供していきます。